京来京都了！

映画「嘘八百」シリーズの今井俗子が脚本を手がけた本作の仆人公は、京都で暮らす町医者・柿木空凶（かきのきくうきち）。往診が専門の彼は腕利きの医者だが、患者の買い物や盆栽の手入れまで引き受けてしまう男だ。そんな空凶のもとに、ある日、離婚以来12年間連絡を取っていなかった娘のミヤコが俄然現れる。空凶が動揺するのをよそ目に、ミヤコはしばらく京都にいると宣言。ぎこちない関係の父と娘は、京都の町並みや人々との触れ合いの中で少しずつ心を通わせていく。